ゆうパックで荷物を送る

ゆうパックは、日本郵便、つまり郵便局で運営している宅配サービスです。

 

コンビニとの提携がないなど、不便な面がある一方で、料金が安かったり、ゆうパック独自のサービスを提供しているなどの特徴もあります。

 

 

ゆうパックの料金とサイズ・重さなど

ゆうパックでは、60サイズ(縦・横・高さの合計が60cm)から、170サイズまでの荷物を受け付けています。

 

一般的な宅配便はサイズ上限が160サイズという業者が多いですから、それに比べるとゆうパックはやや大きめの荷物を取り扱っていますね。

 

重量の上限は、サイズに関係なく30kgまで。そのため料金は、荷物のサイズと配送先までの距離、2つの要素で決まります。

 

東京から各地に荷物を送った場合の料金例を見てみましょう。

 

サイズ 東京都内 東京 − 大阪 東京 − 北海道
60 600円 840円 1,070円
80 900円 1,070円 1,280円
100 1,130円 1,280円 1,500円
120 1,340円 1,500円 1,720円
140 1,560円 1,720円 1,930円
160 1,780円 1,930円 2,150円
170 2,070円 2,250円 2,460円

 

日本郵便では、2018年3月からゆうパックの料金を1割ていど値上げすることを発表しました。値上げ後は、上記の料金よりも、100円から200円ほど、高くなってしまうようですね。

 

 

ゆうパックは料金が安い?

料金を安くあげたいならゆうパックがいい、そんな話を耳にしたことはありませんか?

 

ゆうパックの料金はどのくらい安いのか、クロネコヤマトの宅急便、佐川急便の飛脚便と比較しました。

 

  ゆうパック クロネコヤマト 佐川急便

サイズ60
東京 − 神奈川

740円 756円 756円

サイズ60
東京 − 大阪

840円 864円 864円

サイズ140
東京 − 大阪

1,610円 1,728円 1,674円

サイズ160
東京 − 福岡

2,250円 2,268円 2,268円

 

いかがでしょうか?

 

サイズや距離を変えて比較してみましたが、確かにゆうパックが一番安いですが、その違いは15、6円から25円くらいですね。

 

ためしに、最大の160サイズの荷物を北海道から鹿児島まで送った場合も比較してみると、

 

ゆうパック クロネコヤマト 佐川急便
2,480円 2,916円 2,916円

 

400円以上の違いがでました。

 

小形の荷物を近くに送る場合は、どの宅配業者を利用してもそれほど違いはありませんが、荷物のサイズが大きくなったり、送る距離が長くなると、それに比例して料金の差は広がります。

 

ざっくりとまとめると、荷物サイズは140以上、日本を半分以上縦断するくらいの距離を送ると、料金の差にお得感が出るように思われます。

 

サイズや距離が増加するほど、他者との料金の差も大きくなる

他社との料金の差

 

 

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ゆうパックで大型荷物を送る方法

ゴルフ・スキーゆうパック、空港ゆうパックだけは、170サイズを超える荷物を送ることができます。

 

ゴルフ・スキーゆうパックは、ゴルフ場やスキー場のあるホテルまで用具を届けてもらうサービス、空港ゆうパックはスーツケースなどを空港へ送ると、搭乗日にカウンターで受け取ることができるサービスです。

 

これらのサービスを利用すれば、長さ・幅・厚さの合計が120cm以上からは、すべて同じ料金で送ることができます。つまり、実質170サイズ以上の荷物も同じ料金で送ることができる、というわけです。

 

ただし、いくらでも大きな荷物を送ることができるというわけではなく、日本郵便ではあくまで「一般的なゴルフバッグ・スキー板・スーツケースの大きさ」の範囲で取り扱います、と明記しています。

 

レギュラーサイズより大きな荷物も受け付けるといえば受け付けますが、ヤマト運輸のヤマト便や、佐川急便の飛脚ラージサイズ宅配便と同様のサービスというわけではないのですね。

 

 

ゆうパックで送る荷物、サイズの下限はある?

ゆうパックで送ることができる荷物のサイズは、基本的に170サイズまでと解説しました。では、サイズの最小限度はあるのでしょうか?

 

最小サイズについては、形状によってじゃっかん、違いがあります。

 

  • 箱・封筒状の荷物……長さ14cm、幅9cm(はがきサイズ)まで
  • 円筒形の荷物……長さ14cm、直径3cmまで

 

だいたい、はがきサイズであれば送ることができると考えていいようですが、特例もあります。

 

耐久力のある紙または布でできた長さ12cm、幅6cm以上の大きさのあて名札を付けた場合は、上記のサイズよりも小さい荷物も送ることができるそうです。

 

でも、可能ではありますが、紛失などのリスクを考えると、あまり小さな荷物を送るのは少し不安ですよね。

 

送る品物自体は小さくても、梱包そのものはある程度、大きくしておいたほうがいいかもしれません。

 

 

ゆうパックの料金を安くする方法

持込割引

荷物を郵便局の窓口に持ち込んで送ると、荷物1個につき、120円が割引になります。

 

 

同一あて先割引

荷物を送ってから1年以内に、同じ配送先に再び荷物を送る場合、2回目の料金から荷物1個につき、60円が割り引かれます。

 

このサービスを利用するためには、前回送ったときの、ゆうパックの送り状の控えが必要です。また、着払いにはこのサービスは利用できません。

 

進学や単身赴任で実家を離れている家族に荷物を送る場合などに、利用できそうですね。

 

 

複数口割引

配送先が同じ荷物を2個以上送った場合、荷物1個につき60円が割引になります。

 

上記の、「同一あて先割引」との違いに注意してください。

 

こちらの複数口割引は、同じ住所に2個以上の荷物をいっぺんに送る場合に適応される割引です。

 

 

数量割引

10個以上の荷物を同時に発送した場合は、数量割引を受けることができます。

 

10個以上という数の条件を満たしていれば、配送先は異なっていてもかまいません。ここが、複数口割引と条件が異なる点です。

 

割引の区分は4種類設定されています。

 

  • 10個以上20個未満
  • 20個以上50個未満
  • 50個以上100個未満
  • 100個以上

 

割引額は、持込割引や複数口割引のように一定ではなく、荷物のサイズや個数、送る距離にもよって変わります。

 

同一県内だと割引は50円くらい。大量の大型荷物を遠くまで送ると割引額も高くなり、最高だと800円近い割引を受けることができます。

 

利用にあたっては、25kg以上の荷物は割引の対象外になることと、送り主が同一である必要があることに注意してください。何人もで大量の荷物を持ち込んだ場合は対象にならないのですね。

 

割引サービスの併用について

上記の割引サービスのうち、併用ができるサービスとできないサービスがあります。

 

○持込割引 + 同一あて先割引
○持込割引 + 複数口割引
×同一あて先割引 + 複数口割引

 

もしも、同一あて先割引と複数口割引、両方を利用できる条件だった場合は、複数口割引が優先的に適応されます。

 

 

料金割引の併用

 

ゆうパックには、こんなサービスもある

ゆうパックには引越しサービスや大型荷物運送サービスがないため、サービスのバリエーションが少ないように感じますが、そうではありません。

 

ゆうパックならではのサービスもあるんですよ。

 

 

空港ゆうパック

スーツケースなどの荷物を、事前に空港へ送っておき、搭乗日に空港内の指定カウンターで受け取ることができるサービスです。

 

送ることができるのは、スーツケースなどの旅行かばん、ゴルフ用具、スキー用具の3種類です。サイズの上限は特に規定されていませんが、日本郵便のホームページには、「一般的なサイズの範囲で」明記されています。

 

荷物の受け取りには、空港ゆうパックの「ご依頼主控」とパスポート・運転免許証などの身分証明書が必要になります。

 

空港ゆうパックで荷物を送ることができる空港については、ゆうパックのホームページで確認してください。その際、どこのカウンターで荷物を受け取ることができるのかも、一緒に確認しておきましょう。

 

 

ゴルフ・スキーゆうパック

ゴルフ用具またはスキー用具を、施設利用日の前日までに指定のホテルに届けてくれます。

 

ゴルフ・スキーゆうパックは、空港ゆうパックと違い、基本的にどこのゴルフ場・スキー場へも荷物を送ることができるようです。荷物のサイズ上限は特に規定されていません。

 

荷物の受け取りには、空港ゆうパックの「ご依頼主控」とパスポート・運転免許証などの身分証明書が必要になります。

 

利用できる割引サービス

「空港ゆうパック」、「ゴルフ・スキーゆうパック」は、持込割引と往復割引を利用することができます。

 

往復割引は、帰りもゆうパックで荷物を送ることを予約することで、荷物1個につき120円の割引を受けることができるサービスです。

 

往復割引を利用する場合は、往復用の専用送り状を使います。郵便局のカウンターで申し出てください。

 

 

本人限定受取

送り状に記載された名宛人にだけ、荷物を渡すサービスです。

 

送られてきた荷物は、最寄の郵便局で保管されます。荷物の到着を知らせる通知書が郵便局から届きますので、名宛人は証明写真のついた身分証明書を郵便局の窓口に提示し、荷物を受け取ります。

 

この、本人限定受け取りサービスを利用するには、損害補償のセキュリティサービスに申し込む必要があります。

 

サービス利用料金は、本人限定受け取りサービスの手数料が100円、セキュリティサービスの手数料が370円で、合計470円が運賃に加算されます。

 

局留め、というと何となく、家族に見られると恥ずかしい荷物の受け取り、という感じですが(そういう荷物にも使えますけれどね)、むしろ貴重品や高価な荷物を間違いなく受け取るための、セキュリティ的なサービスといえます。

 

 

聴覚障がい者用ゆうパック

聴覚障がい者の方と、福祉施設など障がい者施設との間で荷物を送る場合に利用することができる、割引サービスです。

 

荷物の内容は、聴覚障がい者向けのビデオテープのみが対象です。施設は日本郵便が指定した施設に限られます。

 

荷物サイズは60サイズから170サイズ、重量は30kgまでになります。

 

 

点字ゆうパック

視覚障害者向けの割引サービスです。

 

点字で書かれた文書、視覚障害者向けに編集された録音テープやCD、点字を打つための用紙などを送る場合、通常の50%の割引料金で送ることができます。

 

サイズは60サイズから170サイズまで、重量は3kgから30kgまでが対象です。ちなみに3kg未満の荷物は、料金がかかりません。

 

 

心身障がい者用ゆうメール

ゆうパックではなく、小型のゆうメールのサービスになりますが、一緒に紹介しておきましょう。

 

身体に重度の障害がある方、または重度の知的障害がある方に対し、図書館の利用をサポートするサービスです。

 

図書館の本を借りたり、または本を返却する際に、図書館へ出かけなくてもゆうメールを利用して、自宅や図書館に割引料金で本を送ることができます。

 

重量は3kgまで、本を贈る場合は梱包の表面に、「図書館用ゆうメール」とただし書きします。

 

日本郵便が指定した図書館に利用が限られるのが、デメリットです。