洗濯機を送る

洗濯機はイメージよりも大きく、重い家電です。

 

特にドラム式の洗濯機は、ちょっと大きなものだと70〜80kgにもなってしまいます!

 

洗濯機のように、大きくて重量のある家電を送るには、どんな運送サービスが利用できるのでしょうか? 梱包は? 運ぶ際の注意点は?

 

この記事を読めば、洗濯機をスムーズに送ることができますよ。

 

 

 

宅配便で洗濯機を送ることはできる?

洗濯機は、「ドラム式」、「たて型」、「全自動型」、「二層式」の4種類が販売されています。また容量も、4kg前後から10kgオーバーまであります。

 

このように、洗濯機のサイズはさまざまなのですが、タイプ・容量にかかわらず、基本的に宅配便で送ることはできません。

 

クロネコヤマトや佐川急便、ゆうパックなどは、どれもサイズオーバーになってしまうためです。

 

洗濯機を送るには、通常の宅配サービスではなく、大型荷物の運送サービス、または引越便を利用する必要があります。

 

 

洗濯機を送ることができる主な大型荷物運送サービス

  サービス名 サイズ上限
ヤマト運輸 らくらく家財宅急便 450cm / 150kg
佐川急便 飛脚ラージサイズ宅配便 260cm / 50kg
西濃運輸 カンガルー特急便 1,500kg

 

ゆうパックにも大型荷物の運送サービスがありますが、荷物はゴルフ、スキー用品、スーツケースに限られているため、洗濯機の運送には利用することができません。

 

 

らくらく家財宅急便

家具や家電を1個から送ることができるサービスで、運送に梱包や、家電のセッティング(有料)などがセットになったサービスです。

 

大きな家電は梱包だけでも一苦労ですから、こうしたサービスがセットになっていると便利ですね。

 

  内容 値段
無料オプション

梱包
搬出
搬入
設置
開梱
資材回収

 

有料オプション
〈全自動洗濯機〉

 

取り外し 1,500円
取り付け 3,000円

有料オプション
〈ドラム式洗濯機〉

取り外し 3,000円
取り付け 7,500円

 

有料オプションは、洗濯機のタイプによって値段が変わることに注意しましょう。二層式洗濯機の料金については、ヤマトに問い合わせてください。

 

利用は、ホームページまたは電話で集荷の予約をします。運送料金は、荷物を回収に来たときに、現金で支払ってください。

 

 

飛脚ラージサイズ宅配便

利用方法は宅配便と同じ。ホームページまたは電話で集荷を依頼し、自宅に荷物を回収に来てもらいます。

 

送り状は集荷のときにドライバーの方が持ってきてくれますので、その場で記入して荷物と一緒に預けます。

 

営業所に持ち込むと割引もあるのですが(100円)、洗濯機の持ち込みはさすがに大変ですし、100円のためにリスクを冒すことはないと思います。

 

サイズは、上記表のとおり、260cm、50kgまでですが、ドラム式の大容量タイプなどはサイズオーバーになる可能性もありますね。大きめ洗濯機を使っている方は、依頼する前にサイズを測ってみたほうがよいでしょう。

 

洗濯機の着脱や梱包のサービスはありません。

 

カンガルー特急便

西濃運輸の大型荷物運送サービスです。

 

集荷の依頼はホームページからのみで、電話では使えないようです。

 

洗濯機の着脱や梱包のサービスはありません。

 

 

◆◇洗濯機を送った場合の料金例◇◆

 

容量7.0kg(4人家族向け)の、ドラム式洗濯機を東京から大阪まで送った場合の、各サービスごとの料金です。

らくらく家財宅急便 8,694円
飛脚ラージサイズ宅配便 7,722円
カンガルー特急便 5,100円

 

らくらく家財宅急便は梱包などのオプション料金が含まれているため、値段は少し割高になりますね。

 

 

洗濯機を送ることができるおもな引越便

サービス名 サイズ上限 割引・有料オプション

単身引越サービス
単身引越サービスmini
(ヤマト運輸)

縦1.04m、横1.04m、高さ1.70m
縦1.04m、横1.04m、高さ1.30m

WEB割引
平日割引
早期申込割引
洗濯機取り外し・取り付け

カーゴプラン(佐川急便)

縦1.0m、横0.75m、高さ1.45m  ――

カンガルー単身MAX
(西濃運輸)

縦1.03m、横0.74m、高さ1.44m
縦1.15m、横1.28m、高さ1.70m

予約割引

青春引越便(福山通運) 横1.1m、奥行1.1m、高さ1.9m 家電の取り外し・取り付け
引越し単身パック(日本通運) 縦1.08m、横0.74m、高さ1.55m

WEB割引
エリア割引

 

洗濯機を引越便で送るには、単身向けの小型引越サービスで送るのが適しています。

 

単身パックは、業者が荷物を収納する専用のカーゴを用意し、カーゴに乗せられる分の荷物を運送する形式になっています。

 

上記表では、大手運送会社で提供している、単身引越サービスを5種類、ピックしました。サイズ上限は、専用のカーゴの大きさになります。

 

 

洗濯機を送りたい場合の、安い引越し業者に見つけ方はこちらの記事でも紹介しています。

 

 

ヤマト運輸 単身引越サービスについて

ヤマトの単身引越サービスは、3種類の割引を使うことができますが、適応されるのは1つだけで、併用することはできません。

 

また、オプションの洗濯機の着脱の料金は、

 

  • 全自動式……取り外し1,500円、取り付け3,000円
  • ドラム式……取り外し5,000円、取り付け9,000円

 

となっています。

 

 

割引サービスは3種類あるが、利用できるのは1種類のみ

 

引越サービスの割引

 

◆◇引越便で洗濯機を送った場合の料金は……?◇◆

 

上と同様に、容量7.0kgのドラム式洗濯機を、ヤマトの単身引越サービスで送った場合の料金を計算してみます。

 

この容量だと、単身引越サービスminiのカーゴに乗せることができます。距離は東京から大阪まで、割引と有料オプションを利用した金額です。

 

送料 22,000円(税抜)
洗濯機取り外し・取り付け 14,000円(税抜)
  税込合計 38,880円
web割引 2,000円
  合計 36,800円

 

洗濯機ひとつを送る場合は、引越便はどうしても割高になってしまいますね。

 

 

洗濯機の取り外し・取り付け

洗濯機を送るには、洗濯機を取り外す必要があります。

 

  • 洗濯機の取り外しサービスのある引越便を利用する。
  • 専門業者に依頼する。
  • 自分で取り外す。

 

主に3つの方法があります。最初の、引越便については上でふれましたので、このトピックではあとのふたつの方法について解説しましょう。あわせて、自力で洗濯機を取り付ける方法も紹介します。

 

 

専門業者に依頼する

インターネットで、「洗濯機設置業者 ○○(市区町村名)」と検索すると、お住まいの地域にある業者を調べることができます。

 

「ホームページがしっかりと作られている」、「連絡先がきちんとしている」、「工事代金がわかりやすい」などの業者は、信頼性が高いです。

 

また、電話で問い合わせたときの対応も、業者を選ぶ目安になります。

 

たとえば電話対応が乱暴、そまつ、というのは論外ですが、そのほかには、すぐに対応してくれるか、水漏れなどのトラブルがあった場合の補償がきちんとしているか、なども業者を選ぶ基準になります。

 

クロネコヤマトの家電工事サービス

宅急便のクロネコヤマトでは、洗濯機、食器洗い機などの家電の工事サービスを行っています。希望どおりの業者が見つからない場合は、こちらのサービスを利用する方法もあります。

 

作業はヤマト運輸のスタッフではなく、ヤマトと提携した洗濯機設置業者が行います。申し込みは電話またはホームページから行ってください。

 

  作業内容 金額

 

全自動洗濯機

取り外し 1,500円
取り付け 3,000円

 

ドラム型洗濯機

 

取り外し 5,000円
取り付け 9,000円

 

乾燥機一体型

 

取り外し 3,000円
取り付け 6,000円

 

 

自分で取り外す

洗濯機の取り外しは、「水抜き」の作業が欠かせません。

 

洗濯機は、洗濯が終わった後も本体やホースの中にある程度の水分が残ります。そのまま送ってしまうと、運送中に水が漏れだして、ほかの荷物を汚してしまったり、故障や事故のもとになることも。

 

洗濯機の水抜きの手順は、このようになっています。

 

洗濯機の水抜きの手順

 

 

パーツ取り外し

糸くずネットや洗剤投入ケースなど、取り外せるパーツは取り外し、水気を拭いて乾かしておきます。

 

洗濯槽に衣類が残っていないかも確認しましょう。ドラム式洗濯機は小さな洗濯物を見落としやすいですから、しっかりと確認を。

 

給水ホースの水抜き

給水栓を閉めてから、「洗濯」モードで洗濯機をしばらく動かします。時間は15秒〜30秒くらいでいいでしょう。

 

洗濯機本体の給水機能を使って、ホース内に残った水を排出させるわけです。

 

洗濯機を止めたら、給水栓から給水ホースを取り外します。まだ水が漏れる可能性がありますから、水受けに洗面器やタオルを置いておきましょう。

 

洗濯機本体の水抜き

洗濯機本体や排水ホースの中に残った水を排出させます。

 

たて型式洗濯機(全自動、二層式など)とドラム式洗濯機とで、方法が異なります。

 

たて型式洗濯機

洗濯機の電源を入れ、「脱水」モードで洗濯機を動かします。時間は、いちばん短い設定でかまいません。

 

ドラム式洗濯機

洗濯機本体の下部に、糸くずなどを取り除くためのつまみが取り付けられていますので、つまみをゆるめて残った水を排出させます。

 

下に洗面器などを用意しておくとよいでしょう。つまみの正確な位置は、取扱説明書を確認してください。

 

排水ホースの取り外し

排水口からホースを取り外します。水が残っていることもありますので、タオルなどを敷いておきましょう。

 

コンセントを抜き、アースを取り外したら、作業完了です。

 

 

洗濯機を運ぶ際の注意点

たて型式洗濯機は全体に丈夫に作られており、揺れや振動にも強い構造になっています。水抜きがしっかりできていれば、注意することは特にありません。

 

一方、ドラム式洗濯機は揺れや傾きにはデリケートです。運ぶ際は固定ネジをしめて、ドラムが動かないようにする必要があります。

 

固定ネジの位置やしめ方は、取扱説明書を参考にして下さい。

 

業者に依頼した場合でも、ドラムの固定作業は必ず必要になりますから、固定ネジの位置や方法は確認しておきましょう。取扱説明書をなくしたとか、見てもよく分からないという場合は、メーカーに問い合わせましょう。

 

洗濯機を送る場合、たて型式とドラム式ではいろいろな違いがある

 

たて型式とドラム式の違い

 

 

洗濯機の取り付け

取り付け作業の前に、洗濯機を置くための充分なスペースがあるかどうか、排水エルボがあるかどうか、この2点を確認します。

 

排水エルボは、配管を接続するパーツで、洗濯機の場合はL字型のプラスチック製のものが多いです。

 

自宅から洗濯機を送った場合は排水エルボも一緒に持ってきているはずですが、賃貸住宅に設置する場合は、前の住人の方が誤って紛失していることもあります。

 

排水エルボがないとホースをしっかり取り付けることができません。ない場合は管理人に連絡しましょう。

 

面倒な方は、自分でホームセンターから購入してもOKです。

 

コンセントを入れ、アースを取り付ける

アースは、ドライバーで取り付けるタイプや、たださし込めばいいだけのタイプなどがあります。

 

排水ホースをつなぐ

排水ホースの先に排水エルボを取り付け、エルボを排水口にさし込みます。

 

ホースと排水エルボのつぎ目がゆるいと、水が漏れることがあります。ビニールテープなどで補強すると安心です。

 

給水ホースをつなぐ

給水ホースは、はじめに蛇口側にホースをつなぎ、そのあとで洗濯機側にホースをつなぎます。

 

取り付けが完了したら試運転を行い、ホースのつぎ目から水が漏れていないかを確認してください。

 

 

洗濯機を送る場合の梱包

引越業者が使用している、洗濯機カバーを使うのがおすすめです。

 

素材は厚手のポリエステルで、中にポリエステル綿がつめられています。厚手のキルトのような感じで、外からの衝撃や雨から洗濯機を保護します。

 

形は大きな巾着をイメージするとよいでしょう。入れるのが少し大変かもしれませんが、入れてしまえば、あとは布地で包み込んで、ぬいつけられているベルトで固定すれば完了です。

 

冷蔵庫はサイズや機種にかかわらず、全体にごろんとした形をしており、重量もかなりあります。

 

巻ダンボールを巻きつけて梱包することもできますが、それだと手をかける所がないので、運ぶのも一苦労ですし、倒してしまったりなど、トラブルも懸念されます。

 

専用カバーは梱包・開梱作業が簡単であるだけでなく、移動させる場合はベルトに手をかけて引いたり押したりできるので、作業全体をスムーズ、かつ、安全に進めることができます。

 

洗濯機カバーはネットショップでも購入することができます。「引越資材 洗濯機カバー」と検索してください。

 

「引越」のキーワードを入れないと、洗濯機を戸外で使うときにかけておく、雨よけのカバーが出てきてしまうので、注意です。