ソファを送る

一人掛けの小型のソファから、ラウンジに置いてあるような大がかりなコーナーソファまで、ソファは大きさも数も、デザインもさまざまです。

 

でも、構造を把握していれば、ソファを送ることはそれほど難しくはありません。

 

ソファの種類と平均的なサイズ、梱包のコツなどを紹介します。おすすめの運送サービスについても解説しますので、ソファを送る際の参考にして下さい。

 

 

 

ソファを送ることができるサービスは?

クロネコヤマトの宅急便、佐川急便、ゆうパックなどの宅配便は、たて、横、高さの合計が160cmから170cmの荷物を送ることができますが、ソファを送るにはサイズが足りません。

 

宅配便ではなく、大型荷物用の運送サービスで送ることになります。

 

ソファは比較的小型のものでも意外にサイズがあるため、送るときはきちんとサイズを確認しましょう。

 

 

おすすめは、らくらく家財宅急便とカンガルー特急便

大型荷物を送ることができるサービスの中で、おすすめはらくらく家財宅急便とカンガルー特急便です。

 

らくらく家財宅急便は、たて、横、高さの合計が450cmと、かなり大型の荷物も送ることができますので、大きさやデザインにかかわらず、たいていのソファは送ることができます。

 

また、梱包や搬出、開梱などのサービスがオプションでついているのも便利ですね。

 

カンガルー特急便は、荷物の寸法ではなく重量のみで測ります。重量は1,500kgまで送ることができるので、こちらも、送ることができないソファはないでしょう。

 

カンガルー特急便は比較的運賃が安いというメリットもあります。ただしオプションが何もないので、梱包は自分で行う必要があります。

 

 

らくらく家財宅急便、カンガルー特急便の利用方法

らくらく家財宅急便も、カンガルー特急便も、電話またはホームページから集荷を予約します。

 

既述のように、らくらく家財宅急便は梱包サービスがついていますのでそのままでOK。カンガルー特急便のほうは、集荷予定日前に梱包を済ませておく必要があります。

 

 

らくらく家財宅急便とカンガルー特急便では、料金を決める条件が違う

 

運賃を決める条件

 

 

ソファの平均的なサイズ

ソファを送ると一口にいっても、ソファはタイプごとに大きさや重量がまったく違います。

 

たとえば、コンパクトな一人掛け用のソファと、応接室にあるような、イスがいくつも連なったソファセットでは、サイズがかなり違いますし、そうなると当然、運送料も違ってきますよね。

 

このトピックでは、ソファのタイプごとの平均的なサイズと重量を紹介します。お手持ちのソファを送る場合の目安になりますね。

 

ちなみに、この記事で紹介するソファのサイズは、ソファのたて、奥行き、高さのいちばん長い部分の寸法を合計した数値になっています。

 

ソファにはどんなタイプがある?

 

  • 一人掛け
  • 二人掛け
  • ラブソファ
  • 三人掛け
  • カウチソファ
  • コーナーソファ

 

主に、これらの6つのタイプが販売されています。

 

 

一人掛け

一人用のソファです。ひじ掛けのないコンパクトなものもありますが、ひじ掛けがつくと一人用とはいえけっこう幅があります。

 

リクライニング機能がついたタイプもあります。

 

  • 200mm前後

 

 

二人掛け、ラブソファ

二人で座るサイズのソファです。そして二人掛けの中でサイズがややコンパクトになっているタイプは、特に「ラブソファ」と呼ばれます。

 

座面スベースが小さいので、座った人同士の距離が近くなることから、恋人用のソファ、「ラブソファ」と呼ばれるようですね。

 

ただ、座面のスペースは確かに小さいのですが、その分ひじ掛けなどを大きく作ってあるラブソファも多く、全体のサイズは二人掛けとそれほど変わらないものが多いように思います。

 

  • 250mm〜300mm未満

 

 

三人掛け

三人用のソファ。家族で座るためにリビングに置かれることが多いタイプです。

 

  • 350mm前後

 

 

カウチソファ

「カウチ」とは、フランス語の古語で「ベッド」の意味。その名称通り、座面の一部が前方に長く伸びており、足を延ばして座れるようになっています。

 

「カウチソファ」のほか、「シェーズロングソファ」と呼ばれることもありますね。上から見るとちょうどアルファベットのL字のような形になります。

 

形状が固定されているタイプもありますが、最近は座面のクッションを組み替えることができるようになっているものもあります。組み替えると、通常の三人掛けと、足を乗せるオットマンとに分けることができます。

 

カウチソファを送る場合は、L字型ではなく、オットマンがわかれた状態で運ぶほうが便利ですので、その形状のサイズを明記しておきます。

 

  • 三人掛け……320mm〜350mm
  • オットマン……150mm前後

 

コーナーソファ

部屋のコーナーに沿って置くことを考えてデザインされた、L字型のソファです。

 

1個のパーツでできているのではなく、いくつかのソファを組み合わせて構成します。

 

家庭で使用する場合は、二人掛けと一人掛け、それから角を埋めるための専用ソファであるコーナー、この3つのソファで構成されることが多いです。

 

そのほかには、たとえばホテルのラウンジに置く場合は、ソファの数を増やしていけば大人数で座ることができます。

 

このように、人数に合わせてソファを大きくしたりコンパクトにしたり、自由に変えることができるのが特徴であり、同じL字型のソファでも、上記のカウチソファと異なる点です。

 

昔は、多くの家庭の応接室に、このコーナータイプのソファがありました。ただしどうしてもスペースを取ってしまうので、最近はかつてほど人気がないかもしれませんね。

 

コーナーソファはソファを1個ずつばらばらにすることができるので、運送する場合はたとえばソファを3個とか4個、個別に送ることになります。

 

サイズは、最も一般的な、二人掛け、一人掛け、コーナーの3点セットのサイズです。

 

  • 二人掛け……250mm〜280mm
  • 一人掛け……150mm〜220mm
  • コーナー……180mm〜220mm

 

一人掛けとコーナーはほぼ同じサイズになることが多いです。

 

コーナーソファは大きく見えるが、分解するとひとつひとつは普通のサイズになる

 

コーナーソファの構造

 

 

ソファのサイズまとめ
ソファの種類   サイズ(たて・横・高さ合計)
一人掛け   200mm前後
二人掛け・ラブソファ   250mm〜300mm未満
三人掛け   350mm前後

 

カウチソファ

 

三人掛け 320mm〜350mm
オットマン 150mm前後

 

 

コーナーソファ

 

 

二人掛け 250mm〜280mm
一人掛け 150mm〜220mm
コーナー 180mm〜220mm

 

ソファの重量はどのくらい?

ソファメーカーによると、一人掛けのソファはだいたい15kg前後で、これが一応の目安になるようです。

 

非常にざっくりとした計算ですが、「ソファに座れる人数 × 15kg」という感じです。

 

二人掛けは30kg、三人掛けは45kg。カウチソファは、3人掛け + オットマンの重さ。オットマンはだいたい5kgから8kgが平均です。オットマンだけならそれほど大きくないので、体重計で測ることもできますね。

 

コーナーソファはコーナーがだいたい一人掛けと同じくらいの大きさですから、「(座れる人数 + 1) × 15kg」という感じになると思います。

 

ただ、ちょっと注意したいのは、ソファのデザインによって重量が変わってくることです。

 

上の数字は、ひじ掛けまでしっかりつめものをした、いわゆるソファ然としたタイプの重さです。ひじ掛けが木で作ってあるシンプルなデザインのソファは、かなり重量が軽くなってきます。

 

らくらく家財宅急便とカンガルー特急便の料金

サイズ、重量の数字をもとにして、各サイズのソファを、らくらく家財宅急便とカンガルー特急便で送った場合の料金を計算してみました。

 

距離は、東京から静岡までと設定しています。目安にしてください。

 

  らくらく家財宅急便 カンガルー特急便
一人掛け 7,398円 1,000円
二人掛け 10,746円 1,200円
三人掛け 22,950円 1,600円
カウチソファ

三人掛け……22,950円
オットマン……4,320円

三人掛け……1,600円
オットマン……900円

コーナーソファ

二人掛け……10,746円
一人掛け……7,398円
コーナー……7,398円

二人掛け……1,200円
一人掛け……1,000円
コーナー……1,000円

 

 

ソファを送る場合の注意点

ソファはほとんどの部分が布張りや革張りですから、運送中の汚れが怖いですよね。また、パーツによっては壊れたり、傷ついたりするリスクもあります。

 

 

ソファを送るとき、どんなことに注意すればいい?

外すことができるパーツは外しておく

足やひじ掛けを外すことができるソファの場合は、運ぶ前にはずしておきましょう。

 

出っぱっている部分があると、運送中にその部分を引っかけたり、ぶつけたりしやすくなります。ソファが傷つくだけでなく、建物の壁や床を傷つける可能性も生じて、リスクが2倍です。

 

傷つきやすい部分はしっかり保護する

パーツが取り外せないソファは、その部分に緩衝材を巻き付けるなどして保護しましょう。

 

足やひじ掛けのほか、角部分もぶつけやすいので、緩衝材で包みます。緩衝材はエアキャップ(プチプチシート)やミラーマット、巻ダンボールや古くなったタオルなどが使えます。

 

汚れないようにビニールで包む

ソファの上張り材は布または革。水濡れや汚れにあうと染みになりやすい素材です。ダンボールで梱包するだけではいかにも不安ですよね。

 

大事なソファが悪天候で汚れないように、ビニール袋に入れてから梱包するとよいでしょう。ソファがすっぽり入るような特大のビニール袋は、インターネットを利用すると購入することができます。

 

「家具 ビニール袋」、「引越 ビニール袋」といったキーワードで検索すると見つけることができます。1枚500円くらい。数枚まとまっているものは、1枚あたりはもう少し安くなります。

 

写真を撮っておく

梱包する前にソファの写真を撮っておきましょう。

 

上張り材や足、ひじ掛けなど各パーツのコンディションがしっかりわかるように、ややアップで撮ります。

 

運送中にソファに傷や汚れがついてしまった場合は、運送会社に補償を請求することになりますが、傷や汚れが運送中のトラブルでついたことをはっきり提示できないと、補償してくれない可能性もありますよね。

 

写真を撮っておくと明確な証拠になります。忘れずに撮るようにしましょう。

 

写真を撮っておくと、送る前と後の状態を比較することができる

 

ソファの状態を写真に撮っておく

 

 

ソファは分解することができる?

上で、ソファの外せるパーツは外して送った方がよいと書きましたが、どのようなパーツを外すことができるのでしょう?

 

まず、足があるタイプは足がねじ込み式になっていることが多く、そうしたタイプはひねると簡単に外すことができます。

 

あとは、クッション部分が一体になっていないものは、背面のクッションや座面のクッションを取り外すことができます。ひじ掛けのクッションを取り外せるタイプもありますね。

 

背面や座面のクッションは比較的大きいのでそのまま運んでもかまわないでしょう。ひじ掛けや足はそれと比べると少し小さいパーツですから、外してビニール袋などにまとめると安全です。

 

 

高額なソファを運ぶときは?

ソファの中には、アンティークなど非常に高額なソファもあります。高額ソファを無事に運ぶには、どんなことに気をつけるとよいでしょうか。

 

 

梱包や搬出をプロに任せる

デリケートな荷物を、破損しないように梱包するのはなかなか大変です。また、部屋から玄関先まで移動するのもリスクがあります。慣れない人がやると、つい、ぶつけてしまいますよね。

 

梱包や、室内からの搬出サービスがオプションになっている運送サービスを選びましょう。

 

たとえば、冒頭で紹介した「らくらく家財宅急便」、また、引越便はたいてい、梱包サービスがオプションになっていますよね。

 

梱包を頼む際は、「高い家具なので傷がつかないように運びたい」と一言依頼しておきましょう。

 

運送保険のついたサービスを利用する

アクシデントで傷がついてしまった、汚れがついてしまった、という事態を想定して、運送保険がパックになったサービスを利用しましょう。自分で保険をかけてもいいのですが、パック商品のほうが手続きが楽です。

 

運送保険を付けることができる主な運送サービスは、

 

  • らくらく家財宅急便
  • 引越便全般

 

以上の2つです。ただし、らくらく家財宅急便は、50万円を超える高価な荷物は送ることができません。

 

らくらく家財宅急便の保険料

「荷物の時価額1万円に対して20円」となっています。この時価額というのは、荷物の持ち主が自由に設定してかまいません。

 

「30万円で買ったけれど、古くなっているから10万円くらいの価値かなあ」とか、「去年買ったばかりだから、まだ30万円の価値はあるはず」という感じです。

 

要するに、持ち主が金額に換算するとどのくらいの価値を認めているか、どのくらいのお金を補償してもらいたいか、で時価額を決めるのです。

 

そのため、10万円の品物ならば、保険料は200円、50万円の品物ならば1,000円、となります。

 

ただちょっと注意したいのは、らくらく家財宅急便は50万円以上の高価品は、設備がないため送ることができません。もっと高額なソファは、引越便や、次のトピックで紹介する、高価品専門の業者に依頼することになります。

 

引越便の保険料

たとえばヤマト運輸の引越便は、250万円から1,200万円の品物に保険をかけることができます。引越便なので、たくさんの家財にまとめて保険をかけることを想定して、このような設定になっているのですね。

 

保険料はこのようになっています。

時価 保険料 時価 保険料
250万円 5,000円 1,000万円 20,000円
450万円 9,000円 1,100万円 22,000円
600万円 12,000円 1,200万円 24,000円
850万円 17,000円

――

――

 

宅配便にも運送保険はつけられる

ごく小型のソファ一つ、オットマン一つのように、高額ソファといっても小さいものの場合は、宅配便に運送保険を付けて送ることもできます。

 

  保険金額 保険料
佐川急便 100万円まで 1万円につき10円
ゆうパック 50万円まで 370円
カンガルー高価品便 500万円まで 500万円の品物であれば1万円
フクツー宅配便 (要確認) 保険金額の1,000分の1

 

 

保険の上限は、運送サービスごとに異なる

 

高級ソファにかける保険

 

 

高級家具専門の運送サービスに依頼する

地域によっては利用することができないかもしれませんが、高級な家具や楽器、美術品など、デリケートな品物を専門に運送してくれる業者もあり、そちらに依頼する方法もあります。

 

デリケートなものを運送するノウハウがありますから、本当に貴重なソファ、高価なソファは、こうした業者に依頼するのがいちばんかもしれません。

 

手続きは引越便と似ていて、見積もりに来てもらい、運送料金やスケジュールを打ち合わせます。予定の日に集荷し、配送という流れです。

 

 

ソファを梱包するコツ

ソファを送るには、業者のサービスを最大限、利用したほうがいいです。

 

でも、運送料を節約したいから、自分で梱包して軽トラックで運びたい、という方もあると思います。それ以外にも、引越便で送る場合は、梱包は自分で、ということもありますよね。

 

 

ダンボールを使う

外せるパーツは外す、または緩衝材で保護する

足やひじ掛けを外せるなら外して、ひとまとめにして包みます。

 

外せない場合は、足、ひじ掛け、角部分など、破損しやすい箇所やぶつけやすい箇所を緩衝材で覆い、保護します。

 

ソファをビニール袋で包む

水濡れや汚れを防止するためにソファ全体をビニール袋に入れ、しっかり包みます。

 

ダンボールで覆う

ソファがすっぽり入るダンボール箱はなかなかないので、ダンボール箱数個を開いて組み合わせ、特大のダンボール箱に加工します。

 

シンプルに四角いダンボール箱に加工してもいいですが、器用な方は、できるだけソファの形に合わせた形に加工すると、箱の中で動きづらくなるので、破損のリスクを減らすことができます。

 

角の部分はつぶれたり裂けたりしやすいので、ガムテープでしっかり補強しましょう。

 

緩衝材を詰める

足などのパーツを一緒に入れ、隙間にしっかりと緩衝材をつめて、動かないようにします。ガムテープでふたを閉じれば完了です。

 

 

専用のカバーで包む

引越業者が使う、専用のソファカバーを使うと、ダンボールを加工する手間が省けます。全体にすっぽりとかけて、ひもなどで固定します。

 

ソファカバーは丈夫なポリエステル生地でできており、中にポリエステル綿をつめて、カバーと保護クッション、両方の機能を持たせたものです。

 

三人掛けのサイズまで梱包することができます。

 

購入は、1枚あたり1万円から。「引越資材 ソファカバー」の検索で、楽天市場などのネットショップでも購入することができます。