海外に荷物を送る方法。郵便局、ヤマト、DHL、FedExの比較と注意点

航空便

 

海外に荷物を送る場合、いくつかの方法があります。

 

郵便局、ヤマト、DHL、FedExなど色々ありますが、一番早く荷物を送ることができるのはFedExとDHLです。

 

ニューヨークなど大きな都市に送る場合は、翌日には荷物が届いていることもあります。しかしネックとなるのは値段の高さで、サイズによりますが10,000円から20,000円以上かかります。

 

至急荷物を送らなければいけないような場合に限定して利用するのがおすすめです。

 

次に早いのが日本郵便のEMS(国際スピード郵便)です。大都市ならば3日間ほどで届き、値段も数千円とお手頃です。

 

日本郵便は他にも航空便、エコノミー航空(SAL)便、船便などがあり、料金や日数にバリエーションがあります。

 

急ぐものは前述のEMS、多少時間がかかってもかまわないので安くしたいという場合はSAL便、船便にするなど、かしこく使い分けましょう。

 

ヤマト運輸の国際宅急便は、小さいサイズであればどの地域でも3,000円前後で運ぶことが可能です。アジア圏であれば料金はもっと安くなります。

 

また、国内の宅急便同様、追跡することもでき、料金体系が分かりやすいのも特徴です。お届けまでの日数は、平均1週間程度です。

 

  サービス
クロネコヤマト 国際宅急便

日本郵便

 

 

 

EMS(国際スピード郵便)
航空便
エコノミー航空(SAL)便
船便
佐川急便 飛脚国際宅配便
FedEx Express FedEx
DHL 国際エクスプレスサービス

 

 

それぞれのサービス内容を比較

クロネコヤマト 国際宅急便

海外向けの宅配便サービス。200を超える国・地域に荷物を送ることができます。通常の宅配便のほか、書類専用の「書類パック」があります。

 

  • 宅配便……3辺合計60cm、重量2kg〜160cm、25kgまで
  • 書類パック……B4、重量1kgまで

 

のサイズを送ることができます。

 

 

日本郵便

お届けの早さ、料金の違う4種類のサービスが用意されています。どのサービスも、荷物サイズの上限は30kgまでとなっています。

 

EMS(国際スピード郵便)

国際郵便の中で最優先に処理してもらえるため、お届け先まで早く届けることができるサービスです。地域によって異なりますが、2〜4日で届けることができます。

 

また、料金区分が細かく分かれているため、軽量な荷物は比較的料金が安くすむのも特徴です。1度に10個以上の荷物を送ると、個数に応じて割引を受けることができます。

 

航空便

3〜6日で届けることができます。燃料サーチャージなどが入ってくるため、料金は少し高めです。

 

エコノミー航空(SAL)便

航空便と船便を併用したサービスです。

 

日本国内と到着国内では船便扱いで輸送し(実際はトラック輸送がメインです)、日本から到着国への輸送にだけ、航空便を利用します。これによって、航空便よりも低コストで送ることができます。

 

ただし、航空便やEMSよりはお届けまでに数日よけいに日数がかかります。

 

速さは船便以上航空便未満、コストは船便以上航空便未満で、航空便と船便の中間に位置するサービスといえます。

 

船便

低コストで送ることができますが、お届けまで1ヵ月〜3ヵ月かかることもあります。

 

日本郵便のサービスの比較

 

日本郵便のサービス費家具

 

佐川急便 飛脚国際宅配便
  • スモールパーセル(ビジネス小荷物)
  • ドキュメントクーリエ(ビジネス書類)

 

2種類のサービスがあります。

 

サイズは3辺合計260cm、重量50kgまでで、かなり大型の荷物も送ることができます。また実重量の区分が0.5kg刻みになっており、比較的利用しやすいのも特徴です。

 

個人で利用する場合は、佐川急便のお客様コードの取得が必要です。

 

 

FedEx Express FedEx

FedEx Expressは、FedExの子会社で、貨物の航空輸送を担っている会社です。

 

取り扱っている荷物のサイズは、3辺合計が330cmまで。重量制限は特に設けられていないようですが、60kgを超えると、お届けまでの日数が少し多くかかります。

 

 

DHL 国際エクスプレスサービス

航空機を利用した国際宅配サービスを行っている会社です。

 

取り扱う荷物は重量68kgまで。サイズの制限は設けられていないようです。

 

 

各サービスの料金とお届け日数を比較

重量3kgの荷物を、東京からニューヨークまで送った場合の、各サービスの料金とお届けまでの日数を調べてみました。

 

  料金 お届けまでの日数
クロネコヤマト 国際宅急便 4,650円 4日
日本郵便 EMS 5,900円 3日
日本郵便 航空便 6,750円 7日
日本郵便 エコノミー航空便 5,000円 2週間前後
日本郵便 船便 2,900円 本土まで2ヵ月前後
佐川急便 飛脚国際宅配便 10,500円 2日
FedEX 24,000円 程度 1日
DHL 22,000円 程度 1日

 

上記の日数は、発送されてからお届け先に到着するまでの日数です。

 

集荷時間が遅かったり、日本国内で移動時間がかかったりすると、1日程度よけいにかかることがありますし、クロネコヤマト、FedEx、DHLは、土日が入ると1日〜2日、日数が多くかかります。

 

また、FedEX、DHLの料金は、発送する曜日やその他の条件によって変わってきます。あくまでおおよその目安と考えてください。

 

こうして見ると、配達のスピードが料金にダイレクトに影響しているのがわかります。お届けまでの日数が1日早くなると、料金は2倍になる感じですね。

 

とはいえ、前述のように、早さが売りのFedEX、DHLも、発送日によってはお届けまで3日ほどかかってしまうこともあります。その場合は日本郵便のEMSのほうがお得ですよね。

 

集荷を依頼する前に、今日荷物を送るとお届けはいつになるのかを確認したほうがよいと思います。FedEXやDHLのページでは、集荷日や目的地を入力すると、お届け予定日と料金を自動計算する機能がついています。利用してください。

 

 

海外に荷物を送る場合の注意点

送り状は英語で書く

送り状を作成する場合、お届け先の住所は基本的に英語表記になります。宛名書きを英語できっちり書くことです。

 

国際宅配便はいくつかの国を経由して輸送されることが多いです。たとえばスペインに送る際に、送り状をスペイン語だけで書くと、経由地がアジアだった場合にそこで混乱を招きます。

 

英語で書いたほうが、こうした混乱を招かずにすみます。業者サイドでも、送り状の言語は英語を指定していることがほとんどのようですね。

 

最近ではネットなどで宛名が簡単に翻訳できるサイトもあるのでそうしたものも利用しましょう。

 

送ることができないものもあります

海外に送ることができない禁制品もありますので、注意が必要です。禁制品を送ってしまうと、税関で引っかかり、荷物が届かないことも考えられます。

 

代表的な禁制品としては

 

  • 可燃性のもの……マッチ、ライターなど
  • 引火性のもの……液体ガス、シンナーなど
  • 危険物……刃物、リチウム電池など
  • 毒物、劇物……殺虫剤など
  • 麻薬、医薬品……かぜ薬、医療器具なども含みます
  • 食品……生鮮食品、アルコール類、加工していない豆や穀物など
  • 動植物……生きた動植物のほか、毛皮、切花や種も含みます
  • ワシントン条約に抵触するもの……象牙、べっ甲など

 

などがあります。

 

可燃物、危険物は国内の宅配便でも禁制品になっているのでわかりやすいですよね。

 

でも、薬品や穀物、象牙など、国内輸送ではほとんど問題にならないのに、海外に送るのはNGという荷物も多いですよね。運送業者のページには、禁制品にかんする注意事項がありますから、必ず確認しましょう。

 

国ごとの禁制品にも注意

もうひとつ注意が必要なのは、送り先の国で、独自に規制されている荷物もあることです。

 

たとえば、アメリカではイラン製品が禁制品になっています。そのほか、スペインではトランプ、タイではギャンブル機器と宗教関連物を、独自の禁制品として定めています。

 

スペインやタイの事情はわかりませんが、アメリカは、長年イランとの関係が良好ではなかったため、そうした政治的な背景が関係していそうですね。

 

国ごとの禁制品については、業者に問い合わせるのが確実で安心だと思います。

 

宅配全般の禁制品のほか、海外に送ることができないものや、その国独自の禁制品もある

 

海外に荷物を送る際の禁制品

 

梱包はしっかりと

梱包のダンボールはしっかり補強をしておきましょう。

 

長い距離を運ぶだけで箱は傷みやすくなります。積み下ろしの回数が増えることも破損のリスクを高めますね。また、たくさんのスタッフがかかわるため、中には荷物を手荒に扱う人もいます。

 

割れ物や壊れ物を送る場合は、エアキャップでしっかり包んだのちにダンボールを巻きつけるなど、衝撃が加わっても割れないような工夫が必要です。

 

ダンボール箱自体も補強するとよいでしょう。角の部分がへこんだりすり切れたりしやすいので、ガムテープをぐるりと貼って保護するとよいと思います。

 

海外便を扱っている宅配業者では、海外輸送用の丈夫な梱包資材を販売していることがあります。大切な荷物はこうした梱包剤を利用したほうがよいかもしれません。

 

 

各サービスを利用して海外に荷物を送る方法

ヤマトの国際宅急便

集荷または営業所持ち込みで送ることができます(持ち込むと100円割引)。
発送には送り状と、内容証明書(インボイス)が必要ですが、これは集荷の際にドライバーに持ってきてもらうか、または営業所でもらってください。
内容証明書はホームページからダウンロードも可能です。

EMS

梱包した荷物を郵便局の窓口に持ち込むと、送り状や税関告知書などの書類がもらえます。その場で記入しましょう。
どのサービスで送るかは窓口で選択ができます。書類の正確な書き方はゆうパックのホームページで確認してください。
EMSは集荷サービスも行っています。

航空便
SAL
船便
FedEx

ホームページで出荷書類の作成と、集荷予約ができます。事前の会員登録が必要です。
営業所に持ち込むと割引になりますが、営業所の数が非常に少ないので、ほとんどの方は集荷サービスを利用することになるでしょう。

DHL 会員登録をして、ホームページから出荷書類の作成と集荷の予約を行います。

 

 

身の回り品を送るなら、こんなサービスも……

海外にいる家族や友人に荷物を送るといった場合もありますが、旅行するときに、先にスーツケースやおみやげ品などかさばる荷物を送っておきたいという場合もありますよね。

 

このように、身の回り品を送る場合は、クロネコヤマトの「留学宅急便」というサービスがあります。

 

通常の宅配便で送ると、スーツケースの内容品に関税がかかってしまうことがあるのです。明らかに個人で使用するものは免税対象ですが、それ以外のものは関税がかかる可能性があります。

 

留学宅急便は、電話またはWebから申し込みを行います。集荷、通関手続きなどはすべてクロネコヤマトのスタッフが行います。お客様のスケジュールに合わせて航空便で輸送し、現地の宅配会社スタッフが目的地へ届けます。

 

通関手続きには、

 

  • パスポートのコピー
  • 航空会社発行のご本人様分の搭乗(予約)証明書(ヤマトが取得代行します)
  • 梱包・預り明細書
  • 送り状(インボイス)
  • 通関委任状

 

が必要になります。

 

留学宅急便のほかに、手荷物などを海外に輸送することができるサービスとしては、日本通運の「ジェットパック」があります。

 

 

荷物を送る方法はこちらの記事でも紹介しています。